朝の声出し
プロ野球のキャンプでは、朝の声出しというものがよく行われてます。
新生ソフトバンクホークスの“声出し”をチェックしていますと、川﨑の
「松中さんの三冠王阻止宣言」とか杉内の「自分の骨を折らずに打者の
バットを折ります」宣言とか、ナカナカ興味深いものがありますが、
先日の城島の声出しには驚きました。
以下に全文掲載します。
「昨年、松中さんが三冠王という素晴らしい快挙を達成されました。
しかし、それ以上に素晴らしいと思うプレイがありました。それは、
1年間松中さんが、1塁までの全力疾走を怠らなかったことです。
あたりまえのことかもしれませんが、何人のプロ野球選手がやって
いるでしょう。自分のことに置き換えてみると、半分もできていない
気がします。松中さんとは、今年も良いライバルでいたいと思い
ます。もちろん打撃3部門では、そうありたいと思いますが、走者
としとも負けたくありません。今の段階では劣っていると思います。
ですから、今年は走者として、松中さんと抜きつ、抜かれつ、それが、
新生ソフトバンクホークスの伝統になっていければ良いと思います。
しかし、長いシーズンです。気が抜けて、1塁まで気を抜く時がある
かもしれません。その時は、島田コーチ、すぐ僕に注意してください。
次の打席から直します。それが僕の今年の目標です。
ご静聴ありがとうございました。」
ジョー、カッコ良かったです。ワタシが城島のプレイで唯一気にいらな
かった「1塁までのちんたら走り」ですが、あれだけの選手が、自分
のできていない事として、みんなの前で認めるというのは、ホント
素晴らしいです。これは、ダブルプレイが減るとか、内野安打が増える
とかそんな事よりも、もっともっと大きなモノをソフトバンクホークスと
いうチームにもたらせてくれると思います。
小久保の常に全力を尽くす姿を見てきた松中。そして、その松中の
姿に刺激を受けて変わろうとする城島。そしてまたそんな城島を見て、
若い選手が育っていくことでしょう。
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